大学で機械工学を学んだ私ですが、会社(製造業)に入っても役に立った講義、授業について
紹介します。
必ずしも私が言う学問だけが役に立つわけでもなく、同じ機械工学を学んだ人でも進路は異なりますので人によっては他の授業、講義が後々役に立つ事もありますのでご留意ください。
では紹介していきます。
機械製図
機械製図は断トツ一番役に立ちました。
製図(図面を描く作業)はモノづくりの基本であり、製造業では欠かせない作業です。
寸法線の引き方、太線、細線、実線、破線等の線の使い分け方、正面図、平面図、側面図の描き方等を講義を通して学びました。
また、どのような製品、構造か特徴を図面を読む人にわからせるような図面を描く事を学ぶ講義でした。
私の場合、治具、ゲージ、設備等の図面を描く際は製図の知識がとても重要でした。
治具一つ見ても、複数の部品で構成されているので、組立図を描く必要があります。
組立は社内の現場作業者が担当するので図面を描いた本人でない彼らが組立図を見て
上手く組み立てられる図面を描くためにも大学で学んだ機械製図はとても役に立ちました。
生産技術だけでなく、設計でも必要な知識と思います。
材料力学
機械系の学問でも王道中の王道ではないでしょうか。
私が通っていた大学はこの材料力学にとても力を入れていたのか
落第率が6割近くあり1発で単位を取るのが難しかったです。
そんな材料力学ですが上記の製図ほどではありませんが
私の場合、会社に入ってからそれなりに使用しました。
例をあげると、運搬台車を製作した際に材料力学を使用しました。はりのたわみの計算式を用いて簡単な強度計算をして運搬する部品材料を台車に載せた時の台車のたわみ、曲げ応力などを求めて材料や部品を選定して適切な台車を製作してきました。
最後に
私の場合は二点のみで少ないと思います。
機械系の学問と言えば金属材料、熱力学、流体、振動など様々な分野の学問があります。
また企業、進路先によって必要とする知識が異なりますので
私の例が絶対とは言えませんのでご注意ください。